人気 VR ゴーグルヘッドセットの Oculusシリーズには、【Rift】【Go】【Quest】といった3種類のモデルがあります。ここではそれぞれの特徴やスペックとともにOculusの人気の秘密をご紹介します。
VRゴーグルで人気上位の「Oculus(オキュラス)」の特徴は?
それではVRゴーグルの中でも常に人気の高い、Oculusにはどのような特徴があるのでしょうか。詳しく説明していきます。
Oculusとは
運営している会社
2014年にFacebook が買収したのですが、コミュニケーションツールとして VR が必要との判断でした。Facebook が買収した後はOculusリフトや、Oculus GO、Gear VRに2019年に発売予定のOculusクエストの4つがあります。今や VR といえば Oculusだと言っても過言ではないぐらいの急成長を遂げています。
Oculus Riftとは
OculusがPC接続をするVRで初めて発表したヘッドセットがOculus Riftです。これまでのスマートフォンにつなげる簡易的なヘッドセットとは違い、片方のレンズだけでも1080×1200の解像度があり、リアルな世界と同じような映像を見ることができるため、自宅にいながら、よりリアルなバーチャルな世界を楽しむことができるのです。
Oculus Touchを使うことにより、手の動きをVR内で見ることができるようになります。そのため視覚を利用するだけではなく、さらに体感的なVRを楽しむことができるようになったのです。もともとこのOculus Touchは別売りだったのですが、お手頃なセットが発売されるようになりました。
他のVRヘッドセットと比べても、スペックが高くVRゲームをさらに高いクオリティーで楽しむことができるようになったのです。たとえばモンスターなどの敵とバトルをするゲームでは、迫力満点でありより臨場感を楽しむことができます。
また銃を打つだけではなく、格闘をしたり敵を投げることもでき、実際に戦っているかのような体験をすることができるようになりました。
また崖を上るクライミングのような、通常ではなかなかできないような体験をさらに臨場感がある状態で楽しむことができます。強風や、生い茂る緑などリアルに作られているので、これまで映像でしか見ることができなかった風景を楽しむことができるのです。
Oculus Riftのメリットはよりリアルにゲームを楽しむだけではありません。専用であるDMM VR動画プレーヤーをPCにインストールをすると、200を超えるVRコンテンツを楽しむことができます。人気アイドルが目の前にいるなどの体験をすることができるのです。
Oculus GO
Oculus Riftの次に登場したのがOculus GOです。もっとも違うのが、RiftがPCに接続する必要があったのですが、Oculus GOは一体型のVRヘッドセットであるため、PCやスマートフォンに接続する必要がなく、さらに低価格で提供されたため大きな注目が集まりました。
独立型であれば、ハイスペックなPCを購入する必要がなく、また簡単に持ち運びをすることができます。また画質が良いため、どこででも見ることができるホームシアターとしても評価の高い商品となりました。
Oculus GOを購入するとコントローラーやUSBケーブルなどが同封されており、他に購入をする必要があるのがACアダプターくらいです。初期設定は簡単で、スマートフォンにOculus GOのアプリをインストールし、フェイスブックのアカウントかOculusのアカウントでログインをします。
このあとOculus GOの電源をいれ、Wi-Fiに接続しコントローラーをセットアップすることで利用開始となります。このあとは、Oculus GOを装着するだけですぐに利用可能です。
いきなりゲームをしても良いのですが、目を慣らすためにまずは動画視聴をしてみると良いでしょう。Oculus GOは画質の良さもメリットであり、質のよいホームシアターを楽しむことができるのです。また最近ではYouTubeでも360度のコンテンツは増えており、気軽に楽しむことができます。
動画はNetflix、DMM動画、Amazonプライムビデオ、U-NEXTなどの動画配信サービスに対応しています。しかしHuluやdTV、FODはOculus GOに対応をしていないので注意をしてください。
Oculus Quest
2019年春に新しい機種であるOculus Questが出ると発表されました。6Dofに対応しているため、360度全ての方向に自分がVR内で移動することができるのです。その他もスペックもレベルアップしており、多くのVRユーザーが期待をしています。
Oculusが人気の理由
Oculusは、モバイル VR であるGear VRに力を注いでいたのですが、それだけではなく高スペックなパソコンを必要としない Oculus GO の開発に力を注いでいました。モバイルタイプはもちろんのことながら一体型のヘッドセットが必要と考えていたのです。
また一体型であるためスマートフォンやパソコンに接続する必要がなく、ただかぶるだけで実際に使うことができるのです。この簡単に 使うことができる点も、Oculusシリーズの人気の理由と言えます。また一体型であればOculusリフトのように高スペックのパソコンを用意する必要もないのです。
また一体型であることは利用者だけではなく、Oculusにとってもパソコンやスマートフォンを使う場合のメーカー間の連携の必要がなくなり、より充実した開発に取り組むことができているのです。 スマートフォンやパソコン関連の会社と連携をする場合は、開発者にとって考えないといけないことが増えるだけではなく、 それだけ消費者を待たせてしまうことになるのです。
またこれらのこと以外にもOculusが人気となったのは、Oculus GO で2万3000円という購入者にとって買いやすい価格になったことも一つの理由です。これまで VR と言うと高い金額なることが多く、また一体型でないものは、ハイスペックの PC などが必要となったためコスト面で誰もが持っているようなものではなかったのです。
さらにOculusGOは、頭に装着するだけのものであり使い方が簡単なところも人気の要因と言えます。
このようにしてOculusとともに、 VR が普及していたと言っても過言ではないのです。 これまでは施設でしか使ったことがなかったユーザーが、家でも使うことができるようになっていったのです。
Oculus【Rift】【Go】【Quest】を比較してみた
それではこれまでに発売しているOculus【Rift】、Oculus【Go】これから発売予定のOculus【Quest】を比較していきましょう。
- Oculus Goは23800円という価格の割に、機能が揃っており ユーザーが増えています。また大きな魅力の一つに、映像を見る時のデバイスとしての評価が高く手軽に使えるホームシアターを使っている感覚との評価です。映像楽しみたい方には特にオススメです。
- Oculus Questは2019年春に発売予定の初の6 doF 対応の独立型ヘッドセットです。6Dofに対応しておりこれまで360度見ることしかできなかったのが、実際に思った方向に動くことができるようになるのです。
- Oculus Riftは軽量であるため一度VR の世界に入ると、ヘッドセット忘れてしまうような感覚です。 また高い品質のオーディオは、臨場感を楽しむことができます。 無料ゲームが6つ含まれておりそれぞれを楽しむこともできます。
しかしOculus Riftは一体型ではなく、ハイスペックのパソコンをつなげることが必要となります。そのためOculus Rift単体では5万円前後なのですが、ハイスペックなパソコンが必要であることを考えると決してコストが良いとは言えないのです。
Oculus Riftの大きな魅力は、対応しているコンテンツの量でしょう。しかしこれは販売してからの時期が最も長いためであり、今後は Oculus GoでもOculus Questでもコンテンツは増えていくでしょう。
それでは、Oculus Rift、Oculus Go、Oculus Questとそれぞれの価格やスペックを比較してみましょう。
Oculus Rift
発売時期
2016年3月
価格
49464円
プロセッサ
一体型ではないため、使うPCによります。
容量
一体型ではないため、使うPCによります。
重さ
470g
解像度
2160×1200px
トラッキング
6Dof
コントローラー
2
スタンドアロン型(○か✗か)
一体型ではないため高スペックPCが必要となります。
Oculus Go
発売時期
2018年5月
価格
23800円(32GB )
29800円(64 GB)
プロセッサ
Snapdragon8 21
容量
32GB、64GB
解像度
2160×1200px
トラッキング
3DoF
コントローラー
1
スタンドアロン型(○か✗か)
○
Oculus Quest
発売時期
2019年春予定
価格
約45000円(64GBモデル) 他のハイエンド VR とか比べても安価となっています。
プロセッサ
Snapdragon8 35
容量
64GB
重さ
450g
解像度
2160×1200px
トラッキング
6Dof
コントローラー
2
スタンドアロン型(○か✗か)
○
6Dofと3DoFの違いは?
6Dofと3DoFの違いはトラッキングと呼ばれる動きの認識が異なってきます。何も前方から後方まで360度見ることができるのですが、実際に見た方向に6DoFであれば近づくことができるのですが、3DoFであれば移動することはできません。
360度見ることができるだけでなく、実際にその方向に動けるか動けないかの違いは没入感の違いとして現れるのです。2019年春 発売予定のオクラスクエストはこの点が大きな魅力であり、 またコントローラーのタッチを使うことにより映像だけでなくゲームを満喫することもできます。
これまでOculus GOでは見ることに力を入れていたのですが、6DoFに対応しているOculus Questは見るだけではなくさらに動きを加えることができるのです。
2013年にDeveloper kit1、2015年にDeveloper kit2が発売されたあと、2016年に製品版としてOculus Riftが発売されました。またコントローラーであるOculus Touchが販売されたことにより実際に自分が行っているかのような体験をすることができました。
センサーを内臓しているため、装着をして右を向けばバーチャル空間でも右の向くなどの没入感が高まっているのです。またコントローラーであるOculus Touchが販売されたことにより実際に自分が行っているかのような体験をすることができました。
さらに一体型であるOculus GOの発表により、ハイスペックなPCが必要なく、持ち運びが簡単になり、映画館のように画像が鮮明であることからホームシアタ-しても評価が高くなりました。Oculus GOは一体型でPCが必要なく、30,000円以内で購入できることもあって大人気となりました。
2019年春にはさらにスペックがよくなるOculus GO Questの発表も控えており今後も楽しみなシリーズとなっています。